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浜松市教員採用試験の教職・一般教養とは?科目や出題傾向を徹底解説

浜松市教員採用試験の一般教養
この記事でわかること
  • 教職・一般教養の概要
  • 教職・一般教養の試験科目と問題例
  • 教職・一般教養の出題傾向
  • 教職・一般教養対策のポイント

浜松市教員採用試験の中で特に厄介なのが、今回解説する教職・一般教養。

なんとなく情報を集めて勉強を始めたものの、「結局、何から手をつければいいの?」と悩む方がほとんどでしょう。

福永

事実、DMや公式LINEで相談を受けていても、的外れな(悪くいうとデタラメに)勉強をしてしまっている人が相当多いです。

そこで今回は、浜松市教員採用試験の教職・一般教養について徹底解説します。

試験科目や出題分野は自治体によって違います。まずは、志望先の傾向を把握してから勉強をスタートしましょう。

※その他、浜松市教員採用試験の情報は「対策ガイド2023|浜松市教員採用試験の内容と傾向まとめ」で解説しています。始めて受験する方は参考にしてください。

本記事の詳細はこちら

浜松市教員採用試験 教職・一般教養の概要

浜松市教員採用試験の教職・一般教養は、一次試験で行われる筆記試験です。

校種や教科に関わらず、全員が同じ問題を解きます

試験時間60分
問題数50問
出題形式択一式
配点50点満点(1問1点)
令和6年度の試験情報
福永

静岡県、静岡市も同じ問題です!

浜松市教員採用試験 教職・一般教養の試験科目

浜松市教員採用試験の試験科目は、教育に関する知識を問う「教職教養」と、今までに学んだ基礎学力を問う「一般教養」で構成されています。

過去3年間の出題科目は次のとおり。

出題科目一覧(令和4年度〜6年度)
教職教養教育原理、教育法規、教育心理、教育心理
一般教養人文科学国語、英語、音楽、保健体育
社会科学世界史、日本史、地理、経済、環境
自然科学数学、物理、化学、生物、地学、情報
その他一般常識・社会時事、教育施策

このような、大学の教職課程や中学~高校までに学んだ内容から出題されるので、”科目の多い大学入試共通テスト“と僕は呼んでいます。

共通テストとの大きな違いは、科目選択の有無です。

たとえば共通テストであれば、社会なら日本史か地理、理科なら物理か生物のように、受験に必要な科目を自由に選択できます。

しかし、浜松市教員採用試験では全科目が必須です。なので、社会なら日本史も地理も、理科なら物理も生物もすべて勉強しないといけません。

出題例(問題)

浜松市教員採用試験の問題(教育原理)

浜松市教員採用試験 教職・一般教養の出題傾向

教職・一般教養の試験科目は多いですが、問題数は科目によって異なります

次の科目数一覧表を参考にして、どの科目から手をつけるのか考えてみましょう。

採用年度令和4年令和5年令和6年
教育原理272626
教育法規444
教育心理034
教育史021
国語222
英語222
音楽011
保健体育222
世界史110
日本史101
地理010
経済001
環境010
数学222
物理011
化学001
生物100
地学100
情報111
その他611

まずは問題数の多い教育原理から勉強を始めるといいでしょう。

なお、過去10年間の頻出分野を科目別にまとめた出題分野一覧を次の記事で公開しています。

福永

どこから勉強すればいいの?」という悩みを即解決できるので、ぜひ参考にしてください。

浜松市教員採用試験 教職・一般教養対策のポイント

教職・一般教養の勉強を始めるときは、以下のポイントを意識すると効率よく対策できます。

  1. 問題数の多い科目に集中する
  2. 出題頻度の高い分野から着手する
  3. 復習をメインに進める

問題数の多い科目に集中する

教職・一般教養では、おおむね6割程度の点数が合格の目安です。なので、50問中30問くらい正解できればOK

そう考えたときに、問題数の多い科目が重要になるとわかるはずです。問題数が多い科目で得点できなければ、30問に達するのは難しくなりますからね。

上記で紹介した科目数一覧表を参考に、まずは教育原理と教育法規、そして数学の3科目を優先的に勉強するといいでしょう。

これらの科目だけで全体の約5割以上を占めています。逆にここで点が取れないと他の科目に負担がのしかかるので気をつけてください。

福永

国語や教育心理も出題数が多くて頻出だけど、ガッツリやる科目ではありません。直前に詰め込めばOKです!

出題頻度の高い分野から着手する

たとえば教育心理は、「教育基本法」や「学校教育に関する法規」など全7分野から出題されますが、効率的に勉強するなら「教育基本法」→「教職員の法規(地方公務員法や教育公務員特例法)」の順番で始めましょう。

なぜなら、出題頻度が高いからです。

次の表は、過去3年間の出題内容をまとめた表です。

採用年度R4R5R6
日本国憲法1
教育基本法111
学校に関する法規
学校教育に関する法規11
子どもに関する法規12
教職員の法規111
教育行政の法規
その他・総合
*R=令和

このように、連続で「教育基本法」と「教職員の法規」から出ていますね。一方で、学校に関する法規や教育行政の法規からは出題がありません。

すべてを勉強して中途半端になるよりも、まずは出題頻度が高い(よく出る)分野に重点を置き、知識をインプットしていきましょう。

なお、過去10年間の頻出分野を科目別にまとめた一覧表を次の記事で公開しています。ぜひ、参考にしてください。

復習を意識して進める

勉強において重要なのは先に進むことよりもどれだけ復習をしたかということです。

僕の経験上、どれだけ勉強量を増やしても復習に時間をかけていないと覚えることはできません。僕も勉強時間の7割ぐらいを復習に充てていました。

復習のタイミングは一概ではありませんが、僕は勉強した箇所は3日連続で見るというルールで覚えていきました。要するにその日に解いた問題は短いスパンで3回見るというものです。

1日目1〜10ページをやる
2日目1〜10ページを見直して、11〜20ページをやる
3日目1〜20ページを見直して、21〜30ページをやる…

とくに重要なのが翌日の復習

これをしないだけで一気に知識の定着が悪くなります。記憶の法則で有名なエビングハウスの忘却曲線でも人間の記憶力は翌日にガタ落ちすることが立証されていますからね。

最初のうちはけっこうシンドイですが、1カ月ほど続けてみれば結果が見えてくるので、復習メインを意識して勉強していきましょう。

勉強の進め方やオススメの参考書などは、次の「【教員採用試験】教職・一般教養の内容は?勉強法や問題例を紹介」で解説しています。

浜松市教員採用試験 教職・一般教養は差がつきやすい

浜松市教員採用試験の筆記試験には、教職・一般教養の他に専門教養があります。

福永

専門教養は、あなたが指導する校種・教科に関する知識を問う筆記試験です。

専門教養を得意とする人は多く、合格ライン上にいる人であれば誰でもそんなことは知っています。それを見越して専門対策をしっかりしてくるので、実は教職・一般教養で一番差がつきやすいのです。

教職・一般教養の範囲は膨大ですし、まったく学習したことのない科目がいくつもあるため、できる人とできない人の差がハッキリでます。

やみくもに手をつけるのではなく、出題傾向をきちんと理解して対策しましょう。

過去10年間の頻出分野を科目別にまとめた出題分野一覧を次の記事で公開しています。

福永

どこから勉強すればいいの?」という悩みを即解決できるので、ぜひ参考にしてください。

今回は以上です。

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