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【茨城県教員採用試験】小論文の傾向と対策【過去のテーマ付】

この記事でわかること

  • 小論文の傾向
  • 過去のテーマ(課題)
  • 文字数や対策を始める時期

茨城県教員採用試験の二次選考で行われる小論文。

「文章を書く試験でしょ?」と何となく内容を想像するけど、イマイチどんな試験なのか把握できていないのではないでしょうか。

本記事では、茨城県教員採用試験の小論文について、傾向から過去に出題のあったテーマまで紹介します。

「茨城県教員採用試験の小論文を詳しく知りたい」「小論文対策を始めたい」という方は、ぜひ参考にしてくださいね。

*合格に向けて準備を始めたい方は「対策ガイド2023|茨城県教員採用試験の内容と傾向まとめ」をご覧ください。傾向や対策方法をまとめたガイドブックです。

本記事の詳細はこちら

【茨城県】小論文の傾向

小論文は、テーマに沿って自分の考えや主張を論理的に説明する記述式の試験です。

筆記試験(一般教養や専門教科)では判断できない、論理的思考力や読解力、人間性などを総合的に測ることを目的としています。

茨城県の傾向は次のとおり。

実施二次試験
試験時間60分
※高校、特支は90分
文字数600字~800字
※特支は1,200字以内
記述様式横書き(原稿用紙)
配点160点
※高校、特支は200点
評価基準字数制限
表現の適切さ
論理性
構成力
※令和6年度試験情報をもとに作成

【茨城県】小論文の過去問テーマ

ここでは、茨城県教員採用試験の小論文で出題された過去問テーマをまとめています。

問題は校種によってわかれているので、該当する問題を見て内容を確認しましょう。

令和6年度(2023年実施)

子供たちの豊かな学びの展開に向けては、問いの発見と解決に重点を置く探求的な学びを推進することが重要です。あなたは、教員として、このことをどのように考え、どのように取り組んでいきますか。600字以上800字以内で、あなたの考えを具体的に述べなさい。

令和5年度(2022年実施)

教師には、子供たちの成長に関わる一人の人間として、広く社会から尊敬され、信頼される人格的資質を備えていることが求められています。あなたは、このことを踏まえ、どのような教師を目指して、どのように取り組んでいきますか。600字以上800字以内で、あなたの考えを具体的に述べなさい。

令和4年度(2021年実施)

社会のより良い創り手になるために、子供が自信をもって成長するには、子供たちの自己肯定感を育むことが大切です。あなたは、このことをどのように考え、学級担任として、どのように取り組んでいきますか。600字以上800字以内で、あなたの考えを具体的に述べなさい

令和3年度(2020年実施)

児童生徒の豊かな人間性や社会性を育成するためには、体験的な活動を重視した指導の重質を図ることが重要です。あなたは、学級担任として、このことをどのように考え、どのように取り組んでいきますか。600字以上800字以内で、あなたの考えを具体的に述べなさい

令和2年度(2019年実施)

児童生徒が安心・安全に過ごせる学級にしていくためには,教師が一人一人の小さな変化やサインを見逃さず,適切に対応することが必要です。あなたはこのことをどのように考え,学級担任としてどのように取り組んでいきますか。600字以上800字以内で、あなたの考えを具体的に述べなさい

令和2年度より前のテーマについては、次の記事でまとめています。あわせて確認してみてください。

【茨城県】小論文対策に役立つ!よくある質問FAQ

さいごに、小論文対策でよくある質問や相談に回答します。

  • 文字数は何文字書けばいいですか?
  • 模範解答はありますか?
  • 足切りはありますか?
  • 小論文で落ちる人の特徴は?
  • いつから対策を始めればいいですか?

文字数は何文字書けばいいですか?

結論、9割以上書きましょう

上限が800字なので700字程度です(特支は1000字程度)。

文字数は誰が見ても一発でわかる評価基準なので、極端に文字数が少ないと減点もしくは採点不可の判定を受けることになりかねません。

知識や語彙が乏しいと多くの文字を書くのは難しいので、普段から語彙力も増やしておくといいでしょう。

模範解答はありますか?

模範解答はありません(公式解答なし)。

そのため、書いた答案は有識者に見せてフィードバック(添削)を受けることが重要です。

教員採用試験の小論文添削について、詳しくは次の記事で解説しています。

足切りはありますか?

結論、あります

茨城県は、以下の観点・基準に沿って評価します。

  • 字数制限
  • 表現の適切さ
  • 論理性
  • 構成力

最終的に160点満点(高校特支は200点)で採点しますが、著しく点数が低いと即不合格です。

福永

足切りラインは非公開ですが、他自治体のデータから3割程度だと推測できます。

小論文で落ちる人の特徴は?

結論、最初から最後まで1人で対策しようとする人です。

小論文で落ちる人ほど、書いたら書きっぱなしって人が多いので注意してください。

答案を書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じことです。

過去問を眺めるだけでは、小論文を攻略することはできません。過去問を使って答案を作成し、添削を受けることで徐々に上達します。

教員採用試験の小論文添削について、詳しくは次の記事で解説しています。

いつから対策を始めればいいですか?

結論、早い方がいいです。遅くても試験日の3か月前からは、添削指導を受け始めた方がいいですね。

小論文対策は、やることがかなり多いです。

  • 課題把握力(読解力)
  • 文章構成力
  • 表現力
  • 語彙力
  • 教職関連の知識

これらの力は短期間で身につくものではありません

語彙力や教職の知識くらいなら1ヶ月でも何とかなりますが、他の力を短期間で身につけるのは厳しいです。

書き方の勉強→推敲→フィードバック(添削)→繰り返す(最低2回)

こういった順番で勉強することになるので、やはり最低でも3ヶ月は必要だと思って学習スケジュールを組んでみてください

小論文には、明確な解答がないため独学では限界があります。そのことを踏まえて対策を始めましょう。よく直前になって、何とかしてくれと泣きついてくる人がいるけど、問題外ですね。

教員採用試験の小論文対策について、詳しくは次の記事で解説しています。

本記事の詳細はこちら