福島県教員採用試験の面接では、どんな質問が聞かれるの…?
こんな悩みを解決します!
結論からお話すると、福島県教員採用試験の面接では、「教員を目指した理由は何ですか?」みたいなベタな質問から、『福島県の教師は隔地勤務が3年義務付けられていますが大丈夫ですか?』といった、福島県ならではの質問まで幅広く聞かれています。
最初に紹介したような、一般的な質問ばかりだったら面接試験は楽勝なんですが、意外と福島県ならではのことも聞かれているんですよね。
このような傾向は、実際に質問された内容(過去問)を知らないことには把握できません。
そこで本記事では、福島県教員採用試験の面接で聞かれた、過去の質問を紹介していきます。
面接試験の傾向や対策方法についても解説しているので、早いうちに自己分析や志望動機の整理を行い、面接試験を攻略できるように準備を始めましょう。
福島県教員採用試験 面接の質問
ここでは、実際に福島県教員採用試験を受験してきた方々から集めた面接試験の質問を抜粋してまとめています。
その辺に落ちているような出典元が不明なものではなく、僕自身のツイッターやサイトで募集し提供してもらったリアルな情報を集約しています!
- 理想の教師像を教えてください。
- 子どもや保護者から信頼されるには何が必要ですか。
- これまで出会った教師とのエピソードで心に残っていることは何ですか。
- 今を生きる子どもたちにとって,どのような資質・能力が必要だと思いますか。
→それらを身に付けさせるために、あなたはどのように指導をしますか。 - どのような教員になりたいですか。
- 福島県を志望した理由は何ですか。
- 併願はしていますか。
→どちらの自治体も合格したらどうしますか。 - 教師の資質・能力で一番大切だと思うことは何ですか。
- 希望する勤務地はありますか。
- 体育の授業後,A子が担任Bに以下の話をしてきた。「バスケットボールのゲームで,球技が苦手なC男がミスをしたら,D男が責め立て,みんなの前でバカにしていた。わたしが「それ以上言ったらかわいそうだよ。」と言ったところ,D男は言うのをやめ,C男もゲームを続けた。それを聞いた担任は,子どもたちから話を聞くことをせずにしばらく様子を見ることにした。翌朝,「C男が学校に行きたくないと言っている。学校で何かあったのか。」とC男の母親から電話があった。
→この事例の問題点は何だと思いますか。
→この事例はいじめだと思いますか。
→この事例に担任としてどのように対応しますか。
面接対策の基本は「予想される質問を知り、ベストな回答を準備する」ことです。今までの経験を思い返して、自信を持って答えられるように準備を始めましょう。
なお、ここには掲載しきれなかった問題や返答に困る質問への回答例はこちらでも公開しています。
たくさん練習したい人は活用してください。
福島県教員採用試験 面接の傾向
福島県教員採用試験の面接は、二次選考で行われます。
試験日 | 小学校:令和5年9月9日(土) 中学校:令和5年9月10日(日) 高校:令和5年9月16日(土)~18日(月) 特支:令和5年9月16日(土)、17日(日) 養護教諭:令和5年9月9日(土)、10日(日) |
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試験時間 | 20分 |
面接官 | 3人 |
内容 | ①口頭試問 ②事例対応 |
配点 | A~Eの5段階評価 |
評価の観点 | ・指導力や専門性 ・教育に対する情熱や使命感 ・倫理観 |
内容は、「口頭試問+事例対応」です。
試験時間は全体を通して20分もあり、他の教員採用試験よりも少し長いです。
平均は15分ほど!
面接の流れ
決められた班ごとに整列し、係員の案内で面接室前まで移動します。
順番に係員から声をかけられるので入室してください。
自己PRや志望動機など、一般的な内容に関する質疑応答(10分程度)
提示されたテーマについての質疑応答(10分程度)
※令和5年度の情報
志願書
面接では、事前に提出する志願書をベースに進行します。
主な内容
- 個人情報(氏名、住所、学歴・職歴など)
- 併願状況
- 志願理由
注意点は、志願書に書いた内容以外からも聞かれるほか、1つ1つの回答に対して細かい深堀りをするコンピテンシー評価型で行われることです。
コンピテンシー評価型面接とは?
知識として知っている方も多いと思いますが、この面接形式は、結果や成果にとどまらず、その達成までのプロセスに着目し、受験者の行動特性を評価することを目的としています。
たとえば「アルバイトは家庭教師をしていた」という回答に対して、以下のような追質問がされることがあります。
- なぜ家庭教師をしようと思ったのですか?
- どんな子どもたちを教えていたのですか?
- 苦労(工夫)した点はありましたか?
このように、これまでの経験や体験について掘り下げる面接形式であるため、しっかりと準備しておく必要があるのです。
しかし、コンピテンシー評価型面接はタネさえわかっていれば恐れることはありません。
時間をかけて対策すべきパターンはたった3つしかないので、早めにポイントを押さえて準備を始めましょう。
詳しいパターンは以下の記事を参考にしてください。
福島県教員採用試験 面接の攻略法
個人面接試験の対策を始めるときの手順を解説します。
- 求める教師像を理解する
- 自己分析を進める
- 模擬面接で実践練習
求める教師像を把握する
福島県教育委員会が、どんな人物を求めているのか知っていますか?
面接は採用者側(福島県)が求める教師像と、あなたの人物像がどれだけマッチしているかを確認するために行われています。ここにズレが生じると不合格が確定してしまうので、必ず求める教師像をきちんと把握してから対策してください。
福島県が求める教師像は以下のとおりです。
- 「福島らしさ」をいかした多様性を力に変える教育と、福島で学び福島に誇りを持つことができる「福島を生きる」教育を実践する教員
- 高い倫理観と教育に対する情熱・使命感を持ち、児童生徒に伴走しながら学び続ける教員
- 心身共に健康で、自らの強みや指導力をいかし、チームとして多様化・複雑化する教育ニーズに対応する教員
「このような人物が欲しい!」という教育委員会からのメッセージです。今までの経験や体験からアピールできるような内容を準備しましょう。
その他、以下の資料にも目を通しておくといいでしょう。
自己分析をする
続いて、自分自身をきちんと理解(自己分析)しましょう。自己分析ができていないと、面接官を納得させられる話をできないからです。
多くの方は自分という人間について深く理解し、売り込む経験をしたことなんてないですよね。なので、自己分析をきちんと行って話す内容を考えておかなければ、面接では絶対に上手くアピールすることはできないのです。
コツは求める教師像を自分なりに解釈して、一つずつエピソードを考えること。
そうすれば、自分の芯と福島県が求める人物像とがマッチングしてくるので、話に厚みが出てきますよ。
過去の質問内容などを使いながら、面接で話す内容(自己PRや志望動機)を作るところから始めていきましょう。
模擬面接で実践練習
最後は、模擬面接を受けて実践力を鍛えましょう。
- 本番特有の緊張感
- 回答に困る深掘りポイント
- 客観的な評価
1人で面接練習をしていては気が付かない部分がたくさん発見できるからです。
このような観点は一人では判断(評価)できないですよね。なので、最低でも3回は客観的な評価をもらえるような環境で練習してください。
練習相手は友達や家族でもいいですが、できるだけ経験者(予備校やその道のプロ)にみてもらうといいでしょう。
なお、面接対策を始める時期やコツは以下の記事で詳しく解説しています。
福島県教員採用試験 面接対策まとめ
今回は、福島県教員採用試験の面接試験(個人面接)を徹底解説しました。
面接試験は筆記と違い、どのような対策をすれば良いのかが分かりにくく、努力がそのまま結果に繋がらない不透明な試験です。
そのため、対策を後回しにしてしまい不合格になる人が後を絶ちません。
不合格にならないためには、「自己分析」に時間をかけて「模擬練習」をしっかり行い、過去問を繰り返し練習することで自分オリジナルの回答を作り上げることが重要です。
そして、第三者にきちんと伝わるかどうか、話し方や表情、態度などを確認しながら練習を続けることで、面接対策は考えているよりも簡単に行えます。
面接試験は筆記よりもやることが多く、時間もかかるため、できるだけ早めに対策を開始することが重要です。
まずは過去問を使いながら、自分なりの回答を考えてみましょう。
過去の質問は「【これで面接対策は大丈夫!】福島県教員採用試験の面接質問集」で155個紹介しています。ぜひ活用してください。
今回は以上です。