長崎県教員採用試験の面接対策！質問内容や攻略のコツを徹底解説

長崎県教員採用試験の二次試験で行われる個人面接。

「自己PRや志望動機を聞かれる試験でしょ？」となんとなく内容をイメージできるけど、実際に”何を質問されるのか“気になるのではないでしょうか。

結論からお話すると、長崎県教員採用試験の面接試験では、「教員を目指した理由は何ですか？」みたいなベタな質問・・・・・から、『信頼される教員はどんな人ですか。』といった、教採ならではの質問・・・・・・・・・まで幅広く聞かれています。

本記事では、長崎県教員採用試験の個人面接に関する下記の内容を紹介します。

「個人面接で聞かれる質問が知りたい」「個人面接の内容が知りたい」「個人面接の対策を始めたい」という方は必見です！

早いうちに自己分析や志望動機の整理を行い、個人面接を攻略できるように準備を始めましょう。

なお、教採ギルドでは、他にも全自治体の面接質問を集約・配信しています。気になる方は、以下の記事を参考にしてみてください。

長崎県教員採用試験　面接の質問

実際に長崎県教員採用試験を受験してきた方々から集めた質問内容をまとめています。

自分なりの回答を練って対策をはじめましょう！

一般面接の質問

課題面接の質問

小・中学校、養護教諭が対象

小学校	4年生の社会科で，地域の発展に尽くした先人について指導します。児童が主体的に学習問題を解決できるようにするために，どのような工夫をしますか。
国語	中学校2年生の「話すこと」で，プレゼンテーションソフトを用いて自分の考えを発表する授業を行います。どのようなところに留意して指導をしますか。
社会	地理的分野の授業において，生徒の思考力・判断力・表現力をどのように高めていきますか。
数学	中学校1年生に，「ことがらの起こりやすさ」について指導をする際に，どのような点に留意して指導を行いますか。
理科	中学校1年生に「ガスバーナーの使い方」の技能を習熟させるために，どのような工夫をしますか。
音楽	社会に開かれた教育課程の実現に向け，音楽科における地域との関わりについて，どのような実践が考えられますか。具体例を挙げて説明してください。
美術	中学校3年生でピクトグラムを制作する授業を設定する際，学びが深まるようにするために，どのような指導の工夫をしますか。
保健体育	体育分野において「器械運動　跳び箱運動」の授業を行います。生徒の主体的な学びを引き出すために，どのような授業を行いますか。具体的な例を挙げて説明してください。
技術	技術・家庭科（技術分野）の授業において，「主体的・対話的で深い学び」を，どのように進めていきますか。
家庭	衣生活の授業です。和服の内容を取り上げます。あなたならどのような導入をしますか。
英語	中学校2年生の英語の授業で，単元のまとめとして，将来の夢について発表をさせ，それぞれの発表の後に，質問させようとしましたが，ほとんどの生徒が質問することができませんでした。この状況を踏まえてどのような授業を行っていきますか。
養護教諭	2学期の始業式に中学校2年生の男子が教室に行きたくない，ずっと保健室登校をすると言ってきました。どのような対応をしますか。

模擬面接の質問

高校、特別支援学校が対象

国語	「言語文化」において，物語の解釈を深めるために，異なる時代に成立した作品を読み比べる授業を計画しました。複数の作品を読み比べる時間における導入部分を想定し，授業のねらいや展開，注意点等について，分かりやすく説明してください。
日本史	我が国の近現代の歴史をいくつかの時期に区分する課題を設定する際，どのような歴史的要素に着目させ，どのような学習活動を取り入れたいですか。
世界史	歴史的な見方・考え方を育成するために，あなたは世界史の授業においてどのような授業を行いますか。「13世紀の世界」を例に具体的に説明してください。
地理	発展途上国の人口問題についての授業を行うこととします。その中で，生徒が一人一台端末を利用した授業を実施したいと考えています。具体的な授業内容と，一人一台端末の活用場面について，説明してください。
公民	有権者になることの自覚や政治に参加することの重要性についての理解を深めるために模擬選挙を実施します。どのような点に留意したいと考えますか。
数学	数学A「確率」の反復試行の授業を行います。生徒に興味・関心を持たせるために，どのような授業を行うか説明してください。
物理	「電磁気学」の分野について，日常生活で実際に使われている物を見せ，生徒の学びを深めたいと思います。あなたは実物として何を見せますか。また，その後の授業展開についても説明してください。
化学	「無機化学」の分野について導入実験を行い，生徒の主体的な学びを引き出したいと思います。どのような導入実験を行いますか。また，その後の授業展開についても説明してください。
保健体育	年生の体育において「球技　ゴール型　バスケット」の授業を男女共習で行います。「共生」の態度を育むために，どのような授業を行いますか。具体的な例を挙げて説明してください。
英語	英語の4技能「読む」「聴く」「書く」「話す」のうち，複数の技能を統合した活動として，どのようなものが考えられますか。具体的な例を挙げて説明してください。
商業	科目「財務会計Ⅰ」を学ぶ生徒に対し，財務諸表分析の意義は何か，また，実際の企業の財務諸表を行うためのデータを入手する方法及び授業での展開例を説明してください。
情報	共通教科情報科の科目「情報Ⅰ」の授業において，「コンピュータとプログラミング」の内容を取り扱う際，プログラミングの内容を苦手としている生徒に対して，どのように指導しますか。具体的な例を挙げて説明してください。
特別支援	小学部：挨拶ができない児童に対して，自立活動の指導をどのように行うか，説明してください。 中高部：上肢にまひがあり，文字を書くのに時間がかかる生徒に対して，教科学習を行う際の留意事項を挙げ，挙げた理由を説明してください。

面接対策の基本は「予想される質問を知り、ベストな回答を準備する」ことです。今までの経験を思い返して、自信を持って答えられるように準備を始めましょう。

なお、ここには掲載しきれなかった問題や返答に困る質問への回答例は下記記事で公開しています。

長崎県教員採用試験　面接の傾向

長崎県教員採用試験の面接は、二次選考で行われます。

試験時間	35分～40分
面接官	3人
形式	個人面接、課題面接・模擬授業 （コンピテンシー評価型）
評価	10～１の10段階評価

内容は、「個人面接＋課題面接 or 模擬授業」です。

面接試験（個人面接）では1人の受験者に対して、集中してチェックできるため、面接官は様々な観点から評価することができます。

課題面接・模擬授業がある

 流れ

評価基準は10段階

面接試験はこれらの観点にそって10段階（10～1）で評価をつけます。

形式はコンピテンシー評価型

長崎県では、かなり前から「コンピテンシー評価型面接」を実施しています。知識として知っている方も多いでしょう。

たとえば「アルバイトは家庭教師をしていた」という回答に対して、

• なぜ家庭教師をしようと思ったの？
• どんな子どもを教えていたの？
• 苦労（工夫）したことはあった？

といった形で、あなたがこれまでに行ってきた体験・経験を深堀していく面接形式のことを指します。

これが理解できているかできていないかだけで合格率が全然違ってくるので、きちんと対策しましょう。

なお、コンピテンシー評価型面接の特徴やどんな感じに質問を深堀されるのか（質問技法）を以下の記事で解説しています。

長崎県教員採用試験　面接対策のポイント

長崎県教員採用試験の面接対策ポイントを3つ紹介します。

求める教師像を把握する

長崎県教育委員会が、どんな人物を求めているのか知っていますか？

面接は採用者側（長崎県）が求める教師像と、あなたの人物像がどれだけマッチしているかを確認するために行われています。ここにズレが生じると不合格が確定してしまうので、必ず求める教師像をきちんと把握してから対策してください。

長崎県が求める教師像は以下のとおりです。

自己分析をする

続いて、自分自身をきちんと理解（自己分析）しましょう。自己分析ができていないと、面接官を納得させられる話をできないからです。

多くの方は自分という人間について深く理解し、売り込む経験をしたことなんてないですよね。なので、自己分析をきちんと行って話す内容を考えておかなければ、面接では絶対に上手くアピールすることはできないのです。

コツは求める教師像を自分なりに解釈して、一つずつエピソードを考えること。

そうすれば、自分の芯と長崎県が求める人物像とがマッチングしてくるので、話に厚みが出てきますよ。過去の質問内容などを使いながら、面接で話す内容（自己PRや志望動機）を作るところから始めていきましょう。

模擬面接で実践練習

最後は、模擬面接を受けて実践力を鍛えましょう。

1人で面接練習をしていては気が付かない部分がたくさん発見できるからです。

このような観点は一人では判断（評価）できないですよね。なので、最低でも3回は客観的な評価をもらえるような環境で練習してください。

なお、練習相手は友達や家族でもいいですが、できるだけ経験者（予備校やその道のプロ）にみてもらうといいでしょう。

教員採用試験の面接対策は以下の記事でも詳しく解説しています。

まとめ｜長崎県教員採用試験の面接で落ちないために

今回は、長崎県教員採用試験の個人面接を徹底解説しました。

個人面接は筆記試験と違い、どのような対策をすれば良いのかが分かりにくく、努力がそのまま結果に繋がらない不透明な試験です。

そのために対策を後回しにしてしまい、不合格になる人が後を絶ちません。

しかし、面接対策も筆記試験の勉強とやることはほとんど同じです。

過去問分析を行い”どのような傾向（聞かれる質問の種類）があるのか“を知り、そしてベストな回答を用意すること。

実際の面接試験で質問に対して即答できる受験者は、ほとんどいません。どの合格者も時間をかけて回答を練っています。自己分析や志望動機を考えることも重要ですが、結局は「事前に回答を用意する」ことになるので、それなら最初に過去問を使って回答を考えていった方が効率的です。

そして、第三者にきちんと伝わるかどうか、話し方や表情、態度などを確認しながら練習を続けることで、面接対策は考えているよりも簡単に行えますよ。

まずは過去問を使いながら、自分なりの回答を考えてみましょう。

過去の質問や回答例は下記記事で詳しくまとめています。ぜひ活用してください。

今回は以上です。