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【簡単】佐賀県教員採用試験対策!内容と傾向をわかりやすく解説

佐賀県教員採用試験の内容

本記事では、佐賀県教員採用試験に関する下記の内容をまとめています。

この記事でわかること
  • 令和6年度佐賀県教員採用試験の概要
  • 佐賀県教員採用試験の実施状況
  • 佐賀県教員採用試験の内容・傾向

試験対策を効率よくできるかどうかは、内容や傾向をどれだけ理解しているかが重要です。

佐賀県教員採用試験について網羅的に理解できますので、ぜひご一読ください。

その他、教員採用試験の内容は下記記事でまとめています。

本記事の詳細はこちら

佐賀県教員採用試験の概要

佐賀県教員採用試験とは、佐賀県内・・・・の公立学校で働く正規教員を決める公務員試験のひとつです。

ここでは、令和6年度(2023年実施)佐賀県教員採用試験の概要を紹介します。

主な変更点

令和6年度採用(2023年実施)では、以下の変更点や追加があります。

  • さがUJIターン現職特別選考を拡大
  • 社会人特別選考を拡大
  • 秋選考試験でも「さがUJIターン現職特別選考」を実施

さがUJIターン現職特別選考を拡大

即戦力となる優秀な人材を確保するために、令和4年度から実施している「さがUJIターン現職特別選考」を【中学校教諭等】へ拡大します。

小・中学校・義務教育学校の現職教員で、佐賀県に移住(U・J・Iターン)を考えている教職員に対して選考を実施します。

現職教員であることから、面接のみの実施とするほか、東京会場でも開催を予定しています。

社会人特別選考を拡大

社会人特別選考の対象を高等学校教諭等(工業)に加え、【中学校教諭等】の一部教科にも拡大します。

社会人特別選考は、民間企業等(教職以外)において、一つの職場で正社員又は正規職員として3年以上の勤務経験がある者で、佐賀県の特別免許状の授与要件を満たすものを対象とします。

当該教科の普通免許状の取得又は取得見込みがなくても出願することができます。また、一次試験における一般・教職教養の試験を免除します。

秋選考試験でも「さがUJIターン現職特別選考」を実施

【小学校教諭等】において、令和4年度より実施している秋選考試験を引き続き実施します。

11月中旬に実施する、秋の採用選考の時期にも「さがUJIターン現職特別選考」を行います。

現職教員であることから、一次試験は書類選考とし、面接のみの実施とします。また、【中学校教諭等】でも実施します。(11月は、佐賀会場のみ)

求める教師像

佐賀県が求める教師像は以下のとおりです。

  1. 豊かな人間性
  2. 実践的な指導力
  3. 粘り強く取り組むたくましさ
福永

「このような人物が欲しい!」という教育委員会からのメッセージです。今までの経験や体験からアピールできるような内容を準備しましょう。

受験資格(年齢制限)

以下の1から3の全てを満たしていることが条件となります。

  1. 昭和39年4月2日以降に生まれている
  2. 志望校種・教科の教員免許状を取得(見込み含む)している
  3. 学校教育法9条及び地方公務員法16条の欠格事由に該当しない

募集教科と採用人数

令和6年度(2023年実施)に採用を予定している校種・教科と人数は以下のとおりです。

校種・教科令和6年度令和5年度
小学校180190
中学校国語1815
社会1513
数学1617
理科1414
音楽24
美術43
保健体育149
技術22
家庭53
英語1515
高校国語33
日本史11
世界史11
地理11
数学33
物理1
化学11
生物11
地学1
英語33
保健体育23
音楽11
美術11
書道1
家庭11
農業32
情報11
機械33
電気33
建築1
土木11
商業12
特別支援学校3636
養護教諭1013
栄養教諭1
福永

昨年に比べると、全体で3人減る見込みです。
・令和6年度:365人
・令和5年度:368人

選考スケジュール

令和6年度(2023年実施)募集要項の発表から最終合格までのスケジュールは以下のとおりです。

募集要項の発表

4月下旬に募集要項の発表。

出願(申込受付)

5月上旬から出願(申込受付)がスタート。

*令和5年5月1日~31日(水)

受験票の発行

6月下旬に受験票が発行される。

一次試験

7月上旬に一次試験を実施。

*令和5年7月9日(日)

一次合格発表

8月上旬に一次試験の合格発表。

*令和5年8月1日(火)

二次試験

一次試験の合格者を対象として、8月中旬に二次試験を実施。

*令和5年8月19日(土)〜22日(火)

最終合格発表

9月中旬に最終合格者の発表。

*令和5年9月15日(金)

詳細な日程や併願などの情報はこちらの記事でまとめています。

佐賀県教員採用試験の実施状況

ここでは、過去5年間の実施状況をまとめています。

採用年度受験者数合格者数倍率
令和5年度7813662.1
令和4年度8923752.4
令和3年度9833742.6
令和2年度1,0113682.7
平成31年度1,1103563.1

なお、校種・教科ごとの詳細は以下の記事でまとめています。

佐賀県教員採用試験の内容

ここでは、佐賀県教員採用試験の傾向を試験ごとにまとめています。

それぞれ順番に解説するので、参考にしてください。

一般・教職教養

試験時間50分
問題数50問
出題形式正誤問題
解答方法択一式(マークシート)
配点50点満点
令和5年度の情報

一般・教職教養試験とは、教員として必要な基礎能力や一般教養が、どれくらい備わっているかを測る筆記試験のことです。

制限時間50分で、50問に解答します。

出題形式は、問題文を読んで正しい(誤った)選択肢を選ぶ「正誤問題」がベーシックです。

佐賀県教員採用試験の問題(社会科学)

配点は1問あたり1点で採点され、50点満点です。

試験科目(出題範囲)

教職教養教育原理、教育法規、教育心理、教育史
一般教養人文科学国語、英語、音楽
社会科学日本史、経済、環境問題
自然科学数学、物理、化学
その他一般常識・時事、佐賀県のご当地問題
令和3~5年度の出題科目

このように、中学校から高校までに学んだことのある内容ばかりですが、6年間で習った範囲を短期間で勉強し直さないといけないので簡単ではありません。

また、教育時事(学校教育の変化や教育関連のニュースのこと)や一般常識・雑学等に関する問題もあります。そのため、文部科学省のホームページを見たり、新聞を読んだりして、普段の生活から情報収集をしておきましょう。

出題範囲は広いので、どの分野が多くでるのか、どの分野は苦手なのか、出題傾向を理解したうえで勉強することがポイントです。

なお、出題傾向や勉強方法は以下の記事でまとめています。参考にしてください。

専門試験Ⅰ

試験時間100分
問題数教科・科目による
出題形式記述式
配点200点満点
※実技有の教科は80点
令和5年度の情報

専門試験とは、志望する校種・科目の専門知識や学習指導要領の理解度を測る筆記試験のことです。指導教科の専門性を問われるので問題レベルが高く、多くの勉強時間が必要という特徴があります。

福永

だいたい、大学入試共通テスト(旧センター試験)から国公立大二次試験で問われるレベルの問題が6割以上を占めています。

また、どの校種・教科も一般・教職教養に比べて配点が高いです。なので、専門試験で点が取れないとピンチなんですよね。

まずは志望する校種・教科の過去問を解いてみて、現在の実力を確認してみてください。そうしないと、何から対策すればいいか判断できません。

現在の得点から以下のように勉強プランを考えてみましょう。

  • 5割以下:基礎がないので中学受験レベルから勉強しなおす
  • 7割以下:高校~大学受験レベルで力をつける
  • 7割以上:全国の過去問を解いて知識の定着や弱点克服

専門試験を得意とする受験者は多いので、ライバルたちに差をつけられないように、手厚く勉強することが大事です。

専門試験Ⅱ(実技試験)

専門試験Ⅱ(実技試験)とは、教科・科目に関する実践力を備えているのか評価する試験です。

対象校種・教科は以下のとおり。

中高音楽・演奏 (ピアノ独奏 ○ 独唱 ○ 和楽器演奏 ○ その他の楽器 (リコーダー以外)から1つ選択)
・アルトリコーダー演奏
・ピアノ弾き歌い 等
美術木炭デッサン又は鉛筆デッサン
書道漢字・仮名の臨書 等
保健体育①武道:柔道・剣道のいずれかを選択
○ 柔道…基本的な技のかけ方、受け方 等
○ 剣道…基本的な礼法、打突、足さばき 等
②球技:バレーボール・バスケットボールのいずれかを選択
○ バレーボール…パス、レシーブ、スパイク 等
○ バスケットボール…パス、ドリブル、シュート 等
③ハードル走:男子80m、女子60m(天候によって変更あり)
④マット運動:倒立前転を含む連続技 等
⑤ダンス:曲に合わせたダンス 等
令和6年度の情報

何ができて、できていないのかを早めに把握するようにしましょう。そのうえで出来るように少しずつ技能を磨いていくことが最適解です。

なお、課題に沿って完璧にできることにくわえて、熱意や意欲、態度なども評価対象。そのため、実際の試験では面接と同じように楽しくできるように練習してください。

小論文

試験時間60分
文字数800字
問題数1題
出題形式教育課題等に関する内容
配点30点満点
令和5年度の情報

小論文とは、自分の考えや主張を論理的に説明する文章形式の試験のことです。筆記試験では判断できない、論理的思考力や読解力、教師としての適性などを総合的に評価します。

試験時間は全校種共通で60分、文字数は800字です。

小論文のテーマは校種によって違いますが、いずれも教育課題に関する内容になっています。

通常の学校においても特別な支援を必要とする児童生徒が増加する中、特別支援教育のより一層の充実が求められています。あなたは、このことをどう受け止め、どのような学級経営を行いますか。具体的にあなたの考えを述べなさい。(令和5年度小学校)

評価は以下の観点に沿って行われ、最終的に30点満点で評価。

  • 内容
  • 構成
  • 表記の正確さ等

試験官の主観による要素も含まれるため、丁寧に、きれいに書くことが大切です。

小論文は、自分では文章が書けると思っていても、意外に書けなかったり、書けた(気になった)としても課題に対してまったく十分な解答にはならないことはよくあります。

毎年、小論文で評価がもらえずに不合格となる受験者は多いので早めに準備をしてください。

過去のテーマや対策方法はこちらの記事でまとめています。

個人面接Ⅰ・Ⅱ

試験時間25~30分
面接官3人
形式個人面接+模擬授業
配点200点満点

個人面接とは、志望動機や自己アピールなどを問うことで、あなたが佐賀県の教師として相応ふさわしいかどうかを評価・判断する人物試験のことです。

試験時間は個人面接Ⅰ25分、個人面接Ⅱ30分間で、一般的な口頭試問(質疑応答)にくわえて、個人面接Ⅱでは模擬授業も行われます。

個人面接は1人の受験者に対して、集中してチェックできるため、面接官は様々な観点から評価することができます。

また、集団面接とは違い、受験者は自分一人だけなので緊張しやすい形式ですが、他の受験者がいないことから集中でき、自分をアピールしやすいという利点があります。

面接を苦手とする人は多いです。しかし、合格するには避けては通れません。

面接練習をすることで、

  • 自分の長所や短所
  • なぜ教員になりたいのか
  • 教員になって何がしたいのか

といった部分を改めて確認できます。自分と向き合う良い機会なので、時間をかけてじっくり取り組んでいきましょう。

過去の質問や対策方法はこちらの記事で詳しく解説しています。

佐賀県教員採用試験の内容と傾向まとめ

今回は、佐賀県教員採用試験の内容と傾向、合格に向けた対策方法を徹底解説しました。

佐賀県教員採用試験の難易度は、そこまで高くありません。しかし、筆記試験で点を取れば合格できるのではなく、面接試験などによる人間性が最重視されるため、努力がそのまま結果に結びつかない難しさがあります

佐賀県の教採に合格するのは簡単ではありませんが、きちんと対策すれば受かることは十分可能な試験です。試験内容と傾向を再確認して、効率よく勉強を始めましょう。

佐賀県教員採用試験の内容一覧

本サイトでは、佐賀県教員採用試験に関する有益情報を多く発信しています。ぜひ、参考にして合格に少しでも近づいてください。

今回は以上です。

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