教員採用試験の年齢制限について解説します!
結論をいうと年齢制限は実質ありません。自治体にもよるけど59歳まで受験できる自治体が8割近くあるんですよね。
「受験できても受からないんじゃないの?」と思うかもですが、そんなことはないですよ!そのあたりも解説しているので、参考にしてくださいね。
あなたの志望する自治体は、何歳まで受験できるのか。早速、確認してみましょう!
教員採用試験の年齢制限は緩い【実質なし】
結論からいえば、多くの自治体で59歳まで受験することができます。
どの自治体でも幅広い人材を採用する動きがあり、それに伴って年齢上限も緩和されつつあります。数年前であれば39歳〜45歳が上限でしたが、最近は59歳まで受験できる自治体が増えているんですね。
今後も定年退職の年齢が上がれば、65歳〜70歳まで受けられる時代がくるかもしれません。
令和6年度奈良県の要綱には、今後64歳まで年齢制限を引き上げる旨が記載されていたんですよね・・・。
年齢制限が緩い自治体は約8割
令和5年度採用(2022年実施)教員採用試験では、全66自治体のうち8割に近い51自治体が年齢制限を実質なしにしています。
年齢制限がない自治体は次のとおりです。
- 北海道・東北
- 関東甲信越
- 東海北陸
- 近畿
- 中国四国
- 九州沖縄
この数はどんどん増えています。
教員免許を持っていれば、年齢がネックになることはなさそうです。
都会ほど年齢制限は厳しい傾向にある
なんと東京都は39歳までしか受験できないんですよ。
※一般選考の場合。
この厳しさは全国1番です。
大阪府も49歳までなので、都会はけっこう厳しいですね。地域性や求める教育像なども関係していると思いますよ。
【全国一覧】教員採用試験の年齢制限
全自治体の年齢制限をまとめています(令和5年度)
※一般選考の要件です。特別選考の場合は異なる場合があります。
※自治体名をタップ(クリック)すると情報を確認できます。
北海道・東北
自治体 | 年齢制限 |
---|---|
北海道 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
札幌市 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
青森県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
岩手県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
宮城県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
仙台市 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
秋田県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
山形県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
福島県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
関東甲信越
自治体 | 年齢制限 |
---|---|
茨城県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
栃木県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
群馬県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
埼玉県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
さいたま市 | 昭和39年4月2日~に生まれた人 |
千葉県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
東京都 | 昭和58年4月2日~に生まれた人 |
神奈川県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
横浜市 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
川崎市 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
相模原市 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
山梨県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
新潟県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
新潟市 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
長野県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
東海北陸
自治体 | 年齢制限 |
---|---|
富山県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
石川県 | 昭和48年4月2日~に生まれた人 |
福井県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
岐阜県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
静岡県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
静岡市 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
浜松市 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
愛知県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
名古屋市 | 昭和48年4月2日~に生まれた人 |
三重県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
近畿
自治体 | 年齢制限 |
---|---|
滋賀県 | 昭和48年4月2日~に生まれた人 |
京都府 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
京都市 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
大阪府 | 昭和52年4月2日~に生まれた人 |
豊能地区 | 昭和52年4月2日~に生まれた人 |
大阪市 | 昭和52年4月2日~に生まれた人 |
堺市 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
兵庫県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
神戸市 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
奈良県 | 昭和58年4月2日~に生まれた人 |
和歌山県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
中国四国
自治体 | 年齢制限 |
---|---|
鳥取県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
島根県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
岡山県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
岡山市 | 昭和53年4月2日~に生まれた人 |
広島県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
山口県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
徳島県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
香川県 | 昭和48年4月2日~に生まれた人 |
愛媛県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
高知県 | 昭和48年4月2日~に生まれた人 |
九州沖縄
自治体 | 年齢制限 |
---|---|
福岡県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
福岡市 | 昭和47年4月2日~に生まれた人 |
北九州市 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
佐賀県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
長崎県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
熊本県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
熊本市 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
大分県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
宮崎県 | 昭和38年4月2日~に生まれた人 |
鹿児島県 | 昭和43年4月2日~に生まれた人 |
沖縄県 | 昭和52年4月2日~に生まれた人 |
【40代、50代は受からない?】教員採用試験は年齢が高いと不利なのか。
結論をいうと、合格率はとても低いです。
例えば、ある自治体の年齢別合格率は次のとおり。
- 20代 65%
- 30代 29%
- 40代 5%
- 50代 1%
40代〜の合格率は6%しかありません。
もちろん、受験者数が分からないので確かなことは言えませんが、客観的なデータを見ると厳しいといえます。
40代、50代でも合格率を高める方法
特別選考枠での受験を考えましょう。
なぜなら、今までの実績を活かすことができるからです。若手にない経験をアピールできるため、一般枠に比べて、”まだ”合格しやすいかと。
筆記試験より、論文や面接が重要なので、はやめに対策することがポイントです。
論文対策:》【模範解答例あり】教員採用試験の論文が書けない理由と対策法を解説
面接対策:》教員採用試験の面接対策はいつから始める?方法から過去の質問まで完全解説
また、一つの自治体に拘るのではなく併願をうまく使っていくことも考えたほうがいいですね。
最近は他県でも講師をやっていれば免除や加点制度を設けている自治体は増えているのでチャンスです。
全国の試験日程はこちらをご覧ください。
教員採用試験 年齢制限を気にせず対策しよう
本記事では、教員採用試験の年齢制限をまとめていました。自治体の多くは、年齢制限を実質撤廃しています。
制限がある場合も、特例選考であれば上限が上がることもありますよ!本サイトでは、教員採用試験の情報発信をしています。
ぜひ参考にしてくださいね。